形状が複雑でCADによるモデリングが困難な場合、原型模型を製作(又は、支給品を使用)し、設計者の承認を得ます。
承認後、3Dスキャンを行いCADのデータとします。
構造解析結果を基に躯体厚、配筋を決定し加工図を作図します。その後、原寸の型紙を出力し、成型鉄筋トラスを製作します。
加工済みの成型鉄筋トラスをトラックで運べる大きさまで組立、ユニット化します。
取付に必要な墨出しを事前に行い、所定の位置へクレーンで吊り上げセットします。
各ユニットの取付完了後、ユニット間のジョイント筋や補強筋等を配筋していきます。開口部は、構造設計図に従った開口補強筋を配置します。(鉄筋工事は、特記仕様書及び、建築工事共通仕様書に基づいて、製作施工します。)
鉄筋の組立完了後、型枠用ネットを内外面の未設置部分に結束線を用いて取付けます。
コンクリート打設に先立ち、支保工計画を作成し、計画書に従ってパイプサポートを設置します。また打設時のセメントペースト及び、余剰水の漏出に対する養生を施します。
コンクリートの仕様については、特記仕様書によります。コンクリートの打設口は、高さ1,800mm(型枠用ネット2枚分)の位置でネット上端を水平に連続して開けておき、打設後に結束で塞いでいきます。
打設後、モルタル塗り、その他左官仕上工事を行います。(フィールドGRC)