チュチュアンナグループ本社ビル
繊維製品のイメージをコンセプトにし、編まれた繊維の模様が強調できるよう、ガラス象嵌GRCで菱形のパネルを提案した。ガラス廻りの止水等も含め満足いただけるものとなった。
歌舞伎座(GINZA KABUKIZA)
設計者から与えられた命題は「耐震性能を高めつつ、木造建築のディティールに徹底的にこだわる」というものだった。
GRC(耐アルカリ性ガラス繊維補強セメント板)の特徴である意匠再現性・軽量性・不燃性・施工性を総合的に評価していただき採用に至った。
図面だけでの表現が難しい部位においては、第四期歌舞伎座を取り壊す前に、ゴム型による型取りを行った。木造のシャープさを鮮明に出すために、棟梁の手により原型に修正を加え、本来木造が持つディティールが再現されるよう工夫している。
劇場の天井パネルは、軽量性と、耐震設計の観点より、GRGが採用された。
京都銀行桂川研修センター
・縦格子、孔あきパネルを実現するため、鉄筋補強に頼らないGRCの高強度高意匠性がポイントとなり採用された。
・全てがカラークリア仕上げの為、GRCの素地色が表現されている。
関西外国語大学中宮キャンパスICC
外部から内部につながる天井に、種石研磨仕上げの製品を使用したいとの要望に対し、軽量化が可能なGRCが採用された。
GRC表面の石粒混入着色モルタルが、磨き専門の職人集団により本磨きに匹敵する程に磨き上げられており、風景や通りすがる物を映しこむ不思議で優しい天井となっている。