社員紹介

音を操るのが仕事。騒音を
心地よい音に変えるのが夢です。

2014年4月入社 防音事業(音響設計担当)

大学時代では音響設計が専門で、音に関わる仕事がしたくて入社しました。音響設計では、建物に設置する空調機や発電機などから出る騒音について、どのくらいの音が出ているかを計算して求め、その音があまりに大きい場合は防音壁やサイレンサー(消音機)の設置を設計事務所に提案するのが仕事。また数は多くありませんが、ホールの響きの設計やその測定などもします。

先日、私の入社前に設計されたホールで音響の測定をしたのですが、実際にそのホールにお客さんが入って音楽を聴いたり、演劇を観たりする姿を想像したら、気持ちがわき立ってきました。もちろん、音を操るという意味では騒音対策も同じ。防音壁など騒音を防ぐものは一般にはあまり意識されませんが、騒音を意識させないこと自体が、音響設計のプロとしての矜持だと思います。

私もそのようなプロを目指していますが、学生時代に建築を学んだわけではないので、建築について、覚えなければいけない知識がたくさんあります。誰に聞き、どうやって調べればいいかもわからずに苦労しましたが、気づいてみたら大学での研究と一緒。会社では人からあれこれ指示されるわけではないので、大学での研究のように、自分なりの仕事のやり方をつくっていくことが大切だと感じています。勉強することは多いですが、将来は、騒音を小さくするだけでなく、音響設計でそれを耳に心地よい音にできればいいな、と。そんな夢を持っています。