AZABUDAI HILLS

地面から建物へと連続するGRCのネットフレーム

麻布台ヒルズ

東京都港区
設計
日本設計・山下設計
施工
清水建設・大林組
作品概要
起伏のある構造を持つピンクベージュのネットフレームをGRCで手掛けた。
公共空間と低層部の建築をデザインしたトーマス・ヘザウィック氏は立ち寄って憩うことができる緑の広場を作り出すことを提案し、自然を単なる装飾ではなくプロジェクトの大きな要素のひとつにすることを意図した。
自然と建物を調和させる手法として採用されたのがネットフレームと呼ばれる構造である。格子を網や布のように柔らかく変形させた構造にすることで地面とのつながりを保ちながら建物の上部にまで緑地を確保することができ、建物全体がなだらかな丘になっているような印象を与えている。
ポイント
GRCを型枠にスプレーのように吹き付けて積層しながら成型するダイレクトスプレー法を採用することで三次元に変形した形状の製品に対応した。膨大な数量の製品の製造・流通・施工の管理にはBIMを最大限に活用した。製品にICタグを貼り付け、電波の送受信による自動認識技術であるRFIDを利用することで、製造状況を逐次社内外と共有できる体制をつくり安定した製品の供給を実現した。
ポイント
表面の仕上げには種石洗い出しと呼ばれる方法を用いている。渓谷の自然がイメージされ「遠くからは美しく近くからは特別な素材感に見せたい、触ったときは石のような感触にしたい」というデザイナーの要望をかなえたものである。仕上げを均一化するため採掘場所が異なる種石を一度統合したのちに10区画に分け各区画から1/10ずつ採取して使用した。

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